1982年オックスフォードの地に、重い難病の子どもを家庭的な環境の中でケアすることを目的とした、世界で初めての子どものホスピス「ヘレンハウス」が設立されました。
その活動は、子どもたちやその家族から高く評価されてきました。そして、「重い難病であっても家庭的な環境の中でケアを提供することは子どもに対する社会の義務である」という理解が社会全体に広がる中で、子どものホスピスの活動は全国に普及していきました。現在イギリスでは41の子どものホスピスが活動しています。
さらに英国で始まった子どものホスピスの活動は、カナダ、オーストラリア、ドイツ、アメリカをはじめ多くの国々に影響を与え、「子どものホスピス」は世界中に広がっています。
子どものホスピスの理念について「英国子どものホスピス協会 」(The Association of Children’s Hospices)は以下のように定義しています。
子どものホスピスのサービスとは、生命に限りのある病気を持つ子どもとその家族への専門的なレスパイト・ケア、緊急対応、症状の緩和及び死の看取りのケアをホスピスの建物あるいは子どもの自宅において提供するものです。
ホスピスのケアチームは様々な専門的な技術とサービスを一つの屋根の下に結集し、全ての家族をサポートします。
子どものホスピスは、いかなる信仰や文化、人種的な背景を持つ家族であっても、その家族の日常生活にとって欠かせない宗教的習慣や文化的なニーズを尊重しながらケアに当たります。
(英国子どものホスピス協会)